腰痛の薬物療法について

前回ブログ更新から、また随分と間が空いてしまいました。
1~2週間ペースで更新するつもりでもなかなかできません。

さて、はやくも11月半ばすぎです。12月に入ってからの出張脊椎手術のスケジュールも埋まりつつありますが、12月22日が今年の最終手術日になりそうです。
また年末年始の休診ですが、12月30日(金曜日)の午前中までの診療になります。30日の午後からは休診です。そして12月31日、1月1日~5日まで休診、年始の診療は1月6日(金曜日)から始める予定です。ホームページのお知らせ欄にもいずれ掲載されますが、よろしくお願いします!

腰痛ならびに整形外科的慢性疾患の患者さんを数多く診療している私ですが、40歳代後半の年齢になり、剣道稽古などで無理をすると、途端に腰痛が悪化するため悩んでいました。いわゆる急性腰痛症のように身動き取れないような激痛ではないですし、椎間板ヘルニアのような下肢への座骨神経痛、シビレなどはないものの、とにかく重苦しい痛みで、悪化してくるとその重苦しさ、痛さが増す感じでした。

スポーツ、ならびに日常の活動性に関係する痛みだろうと考え、ダイエットしてみました。効果はあって、痛みは少し楽になってきました。また剣道の稽古、手術などで長時間立ちっぱなしの際には腰部固定ベルトなどを使いました。確かに効果があり、腰痛は軽減しました!それでも時には、腰背部脊柱筋に局所的な強い痛みを生じることがあります。その際にはトリガーポイント注射を行いました。トリガーポイントはピンポイントで薬剤注入できれば、非常によく効くことを実感しました。

また運動の前後にストレッチをする。身体の柔軟性を保つような運動も取り入れていきました。動けないほどではないにしても、時には非常に強く感じていた腰痛は徐々に軽減しましたが、無くなったわけでもなく常に持続している状態でした。いわゆる慢性腰痛というものか・・・うまく付き合っていくしかないな、と思っていました。ただ、剣道稽古の回数が増えたりすると、すぐに痛みが増してくるのが困るところです。

そこである製薬メーカーから販売されている痛み止め、慢性的疼痛に効果があるといわれているアセトアミノフェンとトラマドール塩酸塩の配合錠である薬剤を服用してみました。もともと服用の初期段階で吐き気、嘔吐、便秘などの副作用があるため飲むことをやや躊躇する面があったのですが、処方した患者さんには明らかに疼痛が軽減した方もかなりおられたので、私も服用してみました。
結論から申しますと「確かに効く!楽になるな~」というのが実感できます。
気になる副作用は私の場合は全くありませんでした。
これからも腰痛を乗り越えながら頑張っていけそうです(^^♪