2020年度の最初のブログ 新型コロナウイルスについて

新型コロナ(コロナウイルス)の感染が拡大してます。

もう誰もが心配しなくていいとは思っていない状況だと思います。

今年の1月中旬、同業者も含めた異業種の方々と集まり新年会をしました。

このとき「中国の武漢で大流行している新型コロナ肺炎は、いずれ日本国内でも大変なことになるだろう」という話がでました。同業のお医者さんは皆同じ意見でしたが、他業種の方々は「そうなんですか?そんなに深刻ですか~?」という感じでした。

現在、この時の嫌な予感が的中しています。

今回のコロナ感染拡大は、日本において特徴的なのは大型クルーズ船での問題があるでしょう。対応に関してさまざまな問題点、不備があったことは事実でしょうが、この船に対しては全く前例のない検疫、防疫対応の難しさがあったと思います。

それは100~200人単位でなく3000人以上という大規模さであったこと、それとコロナ感染が拡大しやすい環境下にあったとしても、相当早いスピードで感染が広がる性質があったことでしょう。

またテレビなどに登場する専門家の中でも、コロナに対する認識、対応策提示にばらつきがあることです。特にPCR検査の扱いについてはもう少し統一された見解、厚生労働省の方針が示されないと、流行性感冒の診療を多く扱う内科、耳鼻科系の実地医家のドクターらはかなり困ったり、戸惑ったりしたのではないでしょうか?

当クリニックでも1月下旬ごろから通常の感染対策に加え、コロナ感染対策を可能な限り高めた対応をしています。発熱、咳、倦怠感を主訴に来院する人は皆無ですが、院内の受付時には必ず念入りにアルコール手指消毒をしてもらうこと、30分から1時間で窓を全開にして換気を行うこと、咳、鼻水が出てない人にはあまり必要でなく品薄なマスクですが、持っている方にはできるだけ装着をお願いするようにしました。また院長、従業員、スタッフは全員マスクをつけて診療に従事してます。

いつ頃コロナが終息するのか、見通しは立ちませんが、早く終息することを祈るばかりです。またマスク、消毒用エタノールだけでなくトイレットペーパー、紙おむつ、テッシュなどをやたらと買い占める行為は止めてもらいたいと思います。