新型コロナウイルスについて その2

日々刻々と新型コロナ感染についての状況が悪化しつつあります。

先日、お笑い界の大御所、志村けんさんが亡くなりました。残念でなりません。子供の頃8時だよ全員集合を楽しんで観ていました。

これから日本での状況はどうなるでしょうか?悲観的ではありますがアメリカ、欧州と同等レベルまで感染患者が急増するような気がしてます。また現時点では2~3週間前と異なり、多くの方がさすがに不安を感じていることだと思います。

政府、厚生労働省は、まだぎりぎり持ちこたえているということで、非常事態宣言を見送っていますが、毎日感染者は増加し続けています。医師会も提言していますが完全に緊急事態を宣言する段階に入ったと判断せざる得ないかと思います。

新型コロナで重症化するのは持病のある高齢者で、8割の方は比較的軽症である。これは確かにそうなのですが、ある意味誤ったメッセージになってしまったように思われます。つまり若年層にとっては感染したら感染したらで何とかなる。まあ自分は大丈夫だろうという感覚が生じてしまったことです。実際に2月~3月上旬にかけて海外旅行に行った人、休校中に旅行にでかけた高校生などに感染者が現れました。活動的で感染リスクの高い行動を取っているので、ある意味当然と言えば当然なんですが・・・

一方でこの1~2日間で気になるのは乳幼児の感染が判明し、重症な子供がいることです。活発な行動の若者と比較して、活動範囲が限定的な乳幼児感染において感染経路不明であるとなれば、水面下でウイルス感染者が激増している兆候だと思うのです。私は感染症、公衆衛生学の専門家ではありませんので、あくまでも個人的見解ですが。

今起きていることは東京、大阪などの大都市圏の問題ではなく、明らかに日本全体の問題で感染流行地、非流行地などに分けて対策を考えることとも違うように思えてなりません。政治主導によって強力なメッセージのもと、国民全員で力を合わせて行動変容を促していくしか残された道はないように思います。またそうなるように望んでいます。